医療ITを見てみよう会!無事に開催されました。
この会に趣旨は「医療機関にお勤めの方はもちろん、広く一般の方にも今の医療ICTの現状を知っていただけたら!」言った趣旨で始めました。
今回はいつもお世話になっています、株式会社日立メディコ様のご協力をいただき開催となりました。
株式会社 日立メディコ様は、放射線などの高額医療機器メーカーとして広くご存知の方も多いかとおもいます。私は個人的に最近の日立さんの放射線機器を見ていると、日本企業らしく細やかなところまで気にして機器を作っている企業イメージがありますが皆様はいかがでしょうか。
今回は、そのようなイメージ(私の勝手なイメージですが…)の日立メディコさんも一般診療所から100床レベルの有床病院の電子カルテも扱っているということで今回はその2つのシステムを見せていただきました。
まずは、無床診療所向け電子カルテシステム「HI-SEEDシステム」です。真っ先な印象として視認性が良い!というのが第一印象でした。
ワイド画面を使用して作業画面としては大きく3つのセグメントにわかれての表示となっています。
1、過去カルテ表示画面
2、今回書き込むカルテ画面
3、オーダー画面
ワイドモニターを有効に使って表示をしている画面は色使いも私好みで視認性が良く作業がしやすいのではないか!と思いました。
もしかしたら人によってはカルテ表示画面の上にアイコンがありますが、それが見ずらいという方もおられる印象ではありましたが、診療所で使用するのであればコストを含めて良いのではないかと思いました。
また、医事コンも一体型となっていてレセプトチェックシステム「べてらん君」も使い勝手はいいのではないかと感じました。しかしどのシステムにも言えることではありますが、人間が一番なので補助的に使うなどして、人間がいかにシステムを使いこなすか!というところは基本になるのを改めてかんじました。
次は100床規模の病院をターゲットにした「Open-KarteADシステム」です。
こちらは有床病院を対象にしたシステムということで、より複雑な病院内の運用に対応したシステムとなっています。
基本はweb型のシステムではありますが、クラウドではなく院内にサーバー設置型となっております。
印象としてはやはり200床レベルのクローズシステムと無床システムの中間(あたりまえですが。。。)といったところでシステムとしては運用パターンを多く持っているパッケージシステムとなっております。日立メディコ様のお話では「運用パターンが合致すれば導入は2か月で完了することが可能です!」と言われ非常にびっくりしました。
通常導入には6か月ぐらいかかりその間の施設負担は大きなものになりますので4か月短縮できるメリットは大きいものと思われます。
しかし、2か月導入と言うことなので自由度が少ないのではと思い質問をいくつかしましたが(表示に関すること等)意外にも対応可能です!と言った声が多くそこもびっくりいたしました。
今回はこの2つのシステムを見せていただき大変勉強になりました。
参加していただいた方々は、なかなか普段聞くことができない話に耳を傾けて活発な質問も飛び交い気が付けばもう2時間!といった感じでありました。
参加者からは「興味があったけど見れる機会もなかったので良かった!」と言って頂け、大変有意義な時間を過ごすことができました。
今回参加していただいた皆様、またご協力いただいた 株式会社日立メディコ様には大変感謝申し上げます。
今後ともこのような情報提供をしていきたいと思っています。
こんなシステムが見たい!などの要望がありましたらなんなりとご連絡頂ければと思っております。
また、メーカー様のご協力も募っていますので、宜しくお願いします。
今回紹介していただいたシステム一覧
① Open-KarteAD(有床診療所〜小規模病院向け電子カルテシステム)
② Hi-SEED(無床診療所向け)
株式会社Benett One(ベネットワン)
代表取締役 米山 正行